からあげの賞味期限

あつくても、さめてもおいしいアイドルの話。

アイドルの恋愛とか結婚とかについて思うこと

TOKIOの太一君の結婚から始まり、ジャニーズ一番の稼ぎ頭のグループのメンバーがフライデーされ…事務所はさぞかし忙しかったのではないだろうか。私が電話番だったら、死ぬと思う。

私の好きなグループも既婚者を擁するグループだ。看板となっているメンバーの結婚が近いのでは、という噂もまことしやかに流れている。
ゆるいヲタクとして、アイドルの恋愛・結婚についてゆらゆら考えてみたい。

結論から言うと、「恋愛・結婚は構わない。しかし、馴れ初めや、家庭の話は敢えて知りたくない。相手がクリーンな印象の人であればありがたい」だ。超無難。

Twitterで見かけた「初恋の人が結婚しちゃった感じ」は、いい喩えだなぁと思っているが、個人的には当てはまらない。同じくTwitterでみかける「ファンなら祝福しようよ」的なタグやrtにはウンザリしている。

なぜ、結婚・恋愛に関しては情報をシャットしたいのか。単純な話だ。そこを彼ら(彼女たち)に求めてないからだ。ステージや歌番組などでキラキラしているところや、バラエティで奮闘するところ、グループのメンバーとのかけあいを見られたらそれで充分だからだ。三宅健君がかつて、バラエティで放った単語を借りながら言えば、「虚像」を楽しみたいのだ。他者が介入することで裏付けされてしまうような、事実は知りたくないのだ。

ただ、彼らにだって生活はあるのは一方で知っている。ラヂオで健君が、何らかの文脈で
、ファンの人も、自分たちを応援している時間の中でも誰かに惚れたはれたあっただろうね、と話したり、坂本長野三宅で出たラジオではデビュー日に入籍するファンを祝福していたりした。自身が商品だし、彼らが選んだ職業、と言われればそこまでだけれど、(大袈裟に言えば)一人の人間が持つ人生の選択の権利を狭めてしまっているような、晴れない感情がその時に芽生えた。仕事でプライベートを制限されることは、自分だって無いわけではないけれど、結婚を反対されたら、と思うとげんなりする。(ただし、アイドルは代替性の低さがひとつの重要な価値になっている職業だから、自分と比較する事自体がナンセンスではあることも知ってる。感覚的な問題だ)

当然ながらファンは株主ではない。ファンクラブに入ったり、CDを買ったり、コンサートにいったりした利益で彼らが成立していても、彼らの方向性に寄与する権利はないのだ。かけた金額によって、ファンの意見が通ることもない。例外があるとすればAKBグループの総選挙である。それにしたって「シングルのセンターを決められる」という限定的なものだ。

私たちの要望は株主が総会で意見を言うようなものではなく、商品についているアンケートを送っているようなものだ。聞いてもらえれば、ラッキー。だから「気にせずどうか、幸せになって欲しい」なんて思うのだ。

それなのに「できればクリーンな人と」なんて思うのか。
余談だがちなみに私は職業云々よりも、過去の恋愛スキャンダルを気にする人である。こんなことを補足するのはコンサートに入った日が(また別記事で上げる予定)あるメンバーが女の子に送るメールを後輩に送っちゃったからである。
私のポリシーで言えば、(そりゃ誰かいるだろうけど)そこはぼかしてくれよう、という感じである。

閑話休題。恋愛スキャンダルから遠い、クリーンな人を相手に望む理由は、単なるおせっかいだ。離婚のニュースや、浮気なんかみたくない。当人がする可能性なんて鑑みず、相手の誠実さのみを求める。なんて勝手なんだろう。しかし、好きな人が結婚するのなら、せめて長く幸せでいてほしいのだ。
すったもんだの末、略奪婚、なんていうのは、その人自身のイメージにも響くので、避けて欲しいな、なんて補足的に思うこともある。しかし、人間なんて忘れやすい動物だから、そこらへんはファンがやきもきするだけで、きっとあまり関係ないんだろうなぁ。  
アイドルに対して思う感情を説明する、ということをやりたかったので、記事にしてみた。これは冒頭にも述べたように私がユルく応援しているからこの理屈なんだろうなぁ、と思う。リア恋、つまりリアルな恋愛対象としていたり、全国を飛び回って応援している人は、また違う感情を抱くのだろう、と思う。
ただ、この記事を書いてつくづく思ったのが、条件付きイエス(ノー)である、私みたいなタイプが一番面倒だな、ということであった。おしまい。