WAになって踊って。踊って!!
今コンサート楽しかったわー!!みたいなテンションでTwitterを見ていたら、Mステの楽曲に嘆いている人が多くて驚いた。
いや、そりゃ新曲は見たいけれど今回はそんなコンセプトじゃないじゃない??
WAになって踊ろうか、初登場曲のMusic for the people以上に歌わせてもらえる曲有る??
普段金曜日にある番組をわざわざ水曜日に動かして、連休の最終日に10時間。ターゲットは「普段音楽を聞かない層」であったり、「家族で見る」ということをコンセプトにしているわけだろう。つまり、「普段見る層」ではない層も獲得したい。
普段見る層に対しても、目当てのアーティストだけ見てもらっても困るわけだ。一時間番組の時よりもそのミッションは難しくなる。惰性で見られる長さでないからだ。とにかく視聴者に「引っ掛かり」をたくさん与え、長く見てもらうこと、が至上命題となる。
しかも、夏・年末年始の音楽番組のはざまの時期。コンセプトが被ることはない。絶好のチャンスだ。そりゃぁ、往年の名曲のラインナップになるだろう。
スタッフの人数だって、限られている。MCは2人。VTRは必須だ。*1 しかも、毎週MC+楽曲というほぼ同じ構成でやっていたお陰で昔のVTRには困らない。
しかし、ファンは文句を言う、「往年の曲は聞き飽きたわ。」と。「新曲やってくれたっていいじゃないか、2曲とかでさ…」
それは、違う。往年の曲だから聞いてもらえるのだ!!新曲をやらず、一曲分の長さしか、各アーティストに時間を割かないから、アーティストがたくさん出られるのだ。だから、私の(あなたの)好きなアーティストは出られたのだ、と。
…なぜ、こんなにMステを支持するのか。自分でも不思議になってきた。
本題に戻そう。WAでいいじゃないか。こう力説したくなる理由、というか「ゆるヲタ」を自認していたはずが、ジャニヲタ的にはユルさを保っていても、一般的には随分「ヲタク」寄りになってしまっていたと気づいたことが有ったからだ。
友人と会った際に、好きなアーティストの話になった。彼女は女子アイドルが好き、ジャニーズにも好感を持ってくれている。嵐の新曲は購入した、という程度に音楽を齧っている。
その彼女にV6をプレゼンしたところ、即座に口ずさんだのが「WAになって踊ろう」なのだ。
興味深くなって、もう一人プレゼンしてみたが、同じ反応だった。*2
そう、売上一位は他の曲であったとしてもメジャー曲、名刺曲は(紅白の貢献もあって)現時点では、WAになって踊ろうなのだ。
「WAになって」を「またか…」と思ったあなたは、もう「ヲタク」だ。
これを読む人は大体V6が好きで見てくれているひとなので、「だから、他のV6も観てほしいんだ」と思うかもしれない。
それはV6によって近道のようで遠回りになってしまう。
なぜか、簡単だ。貴方が10番目、20番目に好きなアーティストを思ってほしい。新曲をやっていて「おおっ」と思うだろうか。なる可能性もないわけではない、しかし多くの場合はインパクトも残らない。下手をすればスルーだ。「あ、これよく流れてたよね」「懐かしいな」と思ってもらわなければ意味がないのだ。刷り込み、大事。
「違う、私が色んなV6見たいの」
それは、今回のコンセプトではない。DVDを見て我慢するしかない。
というか、今回で言えば曲紹介が他のグループしてくれている姿なんかを見ていると、十分頑張ってくれているのではないかと思ってしまう。そこらへんが見どころだよね。
私のフォローしている人のチョイスが良くないという可能性は高い。しかし、今朝から、なかなかネガティブなツイートが私のタイムラインに散見され、Mステ好きとしてはやるせない気持ちになったので、書いてみた。
とりあえず、私は楽しみです。